2006/12/27

LhaplusとWinRAR

これまで圧縮と解凍にはLhaplusを使っていた。
遅いというのを知ってはいたのだが、多くの圧縮形式に対応しているのが魅力だった。
これさえ入れておけば心配しなくともいいという安心感がある。
それとrar形式の解凍ができるという点で優れている。
自分のよく使う圧縮形式は、実行形式を除くとzipとrarがほとんどで、ときどきtarやtar.gzである。
rarが解凍できないフリーの圧縮解凍ソフトは結構あるので、これでかなり選択肢が絞られる。
ちなみにLhaplusを選んだ理由として、Lhaplusに関連付けした圧縮ファイルのアイコンが好みだからというのも外せない。
Lhaplusではrarでの圧縮は出来ないのだが、自分は圧縮するときにはもっぱらzipを使っている。
rarでの圧縮が出来るのはWinRARだけだ。

ところがLhaplusでどうしても開けないrarファイルがあったので、それを解凍するためにWinRARの試用版を落としてみた。
まず圧縮率を比較してみたのだが、テキストファイルをrarで圧縮してみたところ、圧縮後のサイズはzipと比べて10%以上小さい。
ついでWinRARとLhaplusで同じファイルをzipに圧縮してみたのだが、WinRARのほうが圧縮スピードが早い。
最後にzipファイルを解凍してみたが、こちらもWinRARのほうが早い。
自分的な用途に関してだとWinRARでほぼカバーしているので、WinRARで決まりだと思う。
WinRAR最強説。
まあ開けなかったファイルをWinRARで開こうとしたら、壊れていますとか出たので、Lhaplusのせいで開けないわけではなかったのだけれど。

ただWinRARはシェアウェアなので、試用のあとのライセンス購入に3675円かかる。
その一方で圧縮解凍ソフトはフリーでもそこそこ使えるものが多いので、自分はそこにお金を払うことに積極的になれない。
試用期間を過ぎても、解凍だけなら出来るみたいなので、このままもう少し使ってみよう。
ただしいちいちライセンス購入を呼びかけるウィンドウは出るみたいだ。

2006/12/23

Antivir Personal Editionのマニュアルアップデート

アンチウイルスソフトとして、Antivir Personal Editionを導入していることはすでに述べた。
これには大きな欠点があって、アップデートの最中に実行している全てのプログラムをストップさせてしまう。
このとき無線で接続していると、無線のアプリを終了させようとして回線が不安定になるので、散々時間がかかった末に、ネットワークの問題でアップデートできませんでした、などというエラーメッセージを見ることになったりする。
アップデート自体は大した容量でもないし、不安定な回線でもなんとかなったりすることもあるにはある。
しかし、導入直後はそうはいかない。
アップデートしなくてはならない容量がやや大きく、ほぼ確実にアップデートに失敗する。

これを回避するには、マニュアルアップデートをしてやればいい。
ここからアップデート用のzipファイルを落としてきてアップデートする。

2006/12/22

迷走の終わり

売却一歩手前まで行ったFMVの不調だが、原因はHDDだったことが分かった。
PCIカードやらメモリやらを増強したままで、昔のHDDに交換したところ、問題が発生しなかったからだ。
これまでのHDDだと何で駄目だったのかはよく分からないが、IAAの問題だったのかもしれない。
あるいは全く別の要因かもしれない。
とにかくHDD由来の問題であったことは明らかだ。
ちなみに137GBの壁を越えるために参考にしたのはここだが、特にそんなことが起こるという記述は無かった。
自分の環境でも途中までは問題なく使えていた。
ただ思い返してみると、やはり若干システムが不安定になる傾向はあったような気もする。

余った250GBのHDDは外付けで使うことにした。
外付け化するのにEG-IDE55を購入。
接続には手順があって、まず電源のケーブルを繋ぎ、10秒ほど置いてからHDDにIDEtoUSBのケーブルを繋ぎ、最後にUSBをPCに繋ぐ。
USBでPCと繋いでおいて最後に電源を入れたりしては駄目なようだ。
ジャンパはマスターにしておけば問題ない。

EG-IDE55は付属のケーブルが2.5"と3.5"のHDDの両方に使える上に、CDやDVDドライブにも流用できる。
あまり邪魔にならないのもいい。
非常に手軽に外付け機器が確保できる。
ただIDEtoUSBも電源コードももう少し長いと良かった。
特にIDEtoUSBは50cmくらいなので、倍くらいにしてもいいと思う。

2006/12/18

迷走6

メモリを変更した後、新規にインストールを試みたが、SP4のアップデートを失敗した。
で、起動してみると、お馴染み「無限再起動ループ」だ。

しかたなく今度はPCIに刺していたLANとUSB2.0のカードを抜いて、新規インストールしてみる。
これは予期に反してうまく行って、SP4までアップデートしても、全てのパッチをあてても、何の問題も起こらなかった。
そこでPCIのカードが原因だったということで納得して、色々とアプリをインストールしていたら、Explorer.exeが勝手に落ちた。
で、ログイン時のときの青い画面のまま、動かない。
仕方なく電源OFFにし、もう一度立ち上げなおすと、嗚呼、起動せず。
system32以下の実行ファイルの1つが破損したか、無いかで立ち上がらないというエラーメッセージ。
CD-ROMを突っ込み、回復コンソールを立ち上げ、必要なファイルをi386フォルダから展開してみたが、同じエラーメッセージが出るのみ。

うーんと、何なんだろうか、これは。
液漏れコンデンサーとかがあるかと思ったが、そういうことでもないようだ。
もはや残るのはHDDのみ。
IAAでビッグドライブ問題を回避しているのが良くないのだろうか。
一旦フォーマットしても、c:\に何か残っているのだろうか。
それともデータ領域のd:\に何かがあるのか。
一旦Linuxをインストールしてみれば、何か残っているものがあったとしても、消してしまうだろう。
d:\に何かが残っているなら、全体をフォーマットすればいい。
まあ前の40GBと取り替えてうまく行くなら、HDDの問題だったことになる。
HDDのせいでPCが不安定になるなんて聞いたことがないが。

2006/12/15

迷走5

昨晩、メモリを疑い、PC133からPC100に戻した。
が、またも「無限再起動ループ」。
これでネットワークのせいでもメモリのせいでもないことが実証された。
CPUはいじっていないので、後はPCIに刺したカード2枚(LANとUSB2.0)か、HDDかだろう。

ということでまずカードを引き抜いてからインストールを試してみよう。
それでも駄目なら、HDDをもともとの40GBに戻してインストールしてみよう。
最後までうまく行かなければ、WinMeでリカバリして売りに行こう。
なんとなくトンネルの出口が見えてきた。

2006/12/14

迷走4

昨日、寝る前にWindows2000のCD-ROMを持ち出して、ここに書かれている通り、回復コンソールを試してみた。
始めに入ったディレクトリの名前はWindows XPと違って、WINDOWSではなくWINNTだった。
でも違いと言えばそのくらいで、XP同様にsystem32ディレクトリは存在して、その中にkernel32.dllはあった。
で、このkernel32.dllをkernel32.oldとリネームした。
このときDOSのコマンドrenはリネームのスペルの略か、と妙に納得。
ついでCD-ROMのi386フォルダのKERNEL32.DL_を展開する。
ちなみにDOSは大文字でも小文字でも関係ない。
ドライブ名はe\では駄目で、e:\とする。
これでdllのインストールが完了、exitで抜けて再起動した。

が、何事もなかったかのように、「無限ループ」は始まった。
もう一体何なんだろう、これは。
リカバリして売っぱらってしまおうか、という考えが急速に現実味を帯びてきた。

2006/12/13

Winny裁判

色々なところで取り上げられているとおり、Winny開発者金子勇氏の第一審の判決が出た。
結果は有罪。

裁判の成り行きや逮捕のいきさつ、法律に関する知識に関してフォローできていないので、正しいとか間違っているとかそんなことは言えない。
が、知っている範囲の知識と持ち前のバランス感覚からものを言わせて貰えば、今回の判決はおかしい。
例えていうならば、包丁でどこかの園児が殺されたとして、その包丁製造メーカーが罪に問われる、ということと同義だと思う。
無論、著作権侵害幇助を目的としたソフトであるならば、そしてそれが明らかであれば、その逮捕は正当化されよう。
だが彼の作ったのは単なるファイル交換ソフトだ。
そこでいかなることが行われるか、ある程度の予測はあったにせよ(なかったにせよ)、それを証明することは難しい。
Winny=著作権侵害幇助の等式は必ずしも成立しないのだ。
それが≒で成立していたとしても。
Youtubeと同じだ。
包丁の例の心はここにある。
この等号を証明することなく、有罪とした判決には疑問が残る。

それに本来の多くの主犯たちは隠れてしまったままだ。
今現在でもWinnyでは著作権侵害のファイルが行き交っている。
幇助のみが声高に罰せられ、主犯であるところのユーザーたちはお咎め無し。
どう見ても変だ。
無論、自衛隊、官公庁、警察とあらゆるところに著作権侵害をしているWinnyユーザーは居る。
これは後を絶たぬ情報漏洩事件から明らかだ。
今回の判決を正当化するには、著作権侵害の主犯である彼らも片っ端から逮捕するしかない。
でも、そんなことはできっこないし、やるわけがない。
となれば、金子氏だけを罰するのはおかしいと結論せざるを得ない。
単なる見せしめにしか見えない。

いずれにしても、もうP2Pネットワークを止めることは誰にも出来ない。
著作権などという、流通業者の既得権益だけを確保するシステムは、明らかに時代遅れになろうとしている。
だいたいからして、著者でなく出版社が、アーティストでなくレコード会社が著作権を振り回すというのが、そもそも奇異に映る。
もう著作権に替わる別の枠組みを考える時期に来ているのだ。
コピーワンスなどというユーザビリティを無視したシステムを導入したのは日本だけだ。
著作権という概念が崩れ去ろうという今、それを延命させようとすることより新たなシステムの構築を考えるほうがずっと建設的だろう。

迷走3

昨日、深夜に帰宅したのち、リビングに一式を持ち出して、有線で繋いで立ち上がるかどうか試験。
が、昨夜の最後の症状が再現性があることを確認するにとどまった。
なんとしてもログオン画面にたどり着かない。
仕方なく軽く諦め気味で就寝。

今朝になって色々と調べてみたら、ほぼ同じ症状の報告と対処法を発見した。
こちらの例だとWinXPだが、Kernel32.dllというファイルが壊れることによって起こるらしい。
同様の方法で対処可能かどうか試してみよう。
ファイル破損の原因としてはウイルスとかだろうか。
あるいは何か別のハードウェア由来の問題だろうか。
そういえばメモリの増設だが、PC100でという制限を無視していた。
それも関係があるのだろうか。

2006/12/12

迷走2

FMVが不調を訴えて以降のことは「迷走」に書いたとおり。
昨日の帰宅後、怪しんでいた無線LANカードを引っこ抜き、有線で接続してインストールしなおした。
途中、SP4のアップデートに1度失敗し、仕方なくやり直し。
その後、パッチをあてていったのだが、50個くらいのパッチのうち、5個くらいのインストールに失敗してしまった。
そもそもパッチあてに失敗するなんて初めてだし、これまで失敗の連続だしで、再起動して立ち上がるか不安だったが、問題なく立ち上がった。
ほっとしてもう一度WindowsUpdateを試すと今度は問題なし。
ついでにちょこちょことエディタやら解凍ソフトやらをインストール。

ここまでうまく行ったことに満足し、リビングから自室にPCを戻す。
うちはリビングの一角にルーターがあるので、有線だとそこでつなぐしかないのだ。
そこから自室に持ち込んで、ネットワークにつながないで電源ONしてみると、「Windows2000のロゴの画面までは行くのだが、そこで勝手に再起動する」という無限ループに陥った。
寝る直前になって判明したので、リビングに持っていって、有線でネットワークにつなぐと元に戻るかどうかは試していない。

それともう一つ、この一連の現象の原因として頭に浮かんだのがドライバだ。
現在PCIコントローラのドライバが入っていないのだ。
それを入れると良くなったりしないだろうか。

一時は出口が見えたと思ったのだが、幻想に過ぎなかったようだ。
迷走はまだ続いている。

2006/12/11

迷走

FMVの設定で迷走している。

ことの起こりは「DaemonTools問題」だった。
突然PCが落ちて、以後起動しなくなるというトラブルが起きた。
ググってみたが、似たような症状を報告している人はいなかった。
仮想ドライブにイメージファイルをマウントしたままで落ちたこと、立ち上げようとするとCDからブートしようとすることから、DaemonToolsを疑っていた。
しかしどうも原因は他にあったようだ。

OSを入れなおし、何とか元に戻し終わって、環境を再現できたところで、今度はShare(仮称)を起動したまま放置していた。
それが帰宅してみると、勝手に再起動していて、全くおんなじエラーを吐いて止まっていた。
このときは仮想ドライブは使っていなかった。
これが土曜日の夜の時点。

もうサッパリ分からんという状況のまま、三度OSをインストールしなおす。
続いてネットワークは家庭内の無線LANを使っているので、そのソフトをインストール。
が、その後の再起動がうまく進まない。
それまでは何の問題もなかったはずが、Windows2000と出た画面で、青いバーが途中から一向に進まない。
そこで試しに無線LANのPCカードを引き抜いてみたら、あっさりと立ち上がった。
よく分からないので、立ち上がったところでカードを突き刺したら、PCが凍った。
カードを抜くと何事もなかったかのように動く。

ここで原因としてメモリの相性問題を思いついた。
で、おもむろに増設したメモリを引っこ抜いた。
ついでにもう一方も刺し直した。
これで電源ONにしたところ、今度はビープ音が鳴り出した。
深夜3時。
あわてて電源をOFFにし、刺していたメモリを抜いて別のメモリにしてみたが、またもビープ音。
仕方なくそのまま就寝した。

そして昨日起きだしてメモリを刺し直し、電源をONにしてみると、今度は問題なく立ち上がろうとした。
やはりビープ音は刺し方が原因だったようだとほっとし、OSインストール作業に移行した。
今度は無線LANのソフトを入れた後の再起動でも問題なく起動したので、そのままWindows Updateをかけてみた。
するとIE6は問題なく入れることが出来たが、SP4のパッチをあてる際にエラーを吐いた。
そのまま再起動させてみると、今度はWindows2000の画面で青いバーが100%になった後、
立ち上がらないでそこで再起動するという妙な現象が発生しだした。
つまりWindows2000の画面まで行って、再びBIOSの画面に戻るという無限ループである。
セーフモードで立ち上げようとしてみたが、それでも立ち上がらない。

まあ傷口は浅いとばかりに、システム領域をフォーマットしなおし、もう一度インストール作業。
ついでにメモリも取り替えてみる。
が、またもSP4で失敗。
再起動するとディスクチェックがかかり、これはパスしたのだが、Windows2000のロゴの後、紺色の画面になった。
英語で起動時にエラーが起こったこと、追加したハードウェアとかソフトウェアがあったら、セーフモードで立ち上げて対処すべきだと書かれている。
が、相変わらずセーフモードは役に立たない。

しかたなくまたもインストールし直し。
フォーマット、メモリ組換えも行う。
こんどはSP4までのパッチあてまで成功、再起動も問題なし。
さらにWindows Updateをかけ、これまでのパッチを全部あてて再起動。
が、願いむなしく、Windowsの青いバーが100%になった後、そこでブルーの見慣れた画面に行って止まってしまった。
本来だとここで「Windowsを起動しています」というウィンドウが出るはずなのだが、ポインタだけが出るのみで、そこから動かない。
しばらく放置してみたが駄目だった。
セーフモードも役に立たない。
ここら辺りからはもうどこに原因があるのか、何がいけないのかサッパリ分からない状態。

さらにメモリを組替えて同じようにインストールを行った。
で、データ領域のデータを移そうと外付けのHDDを繋ぎ、データ移行を試みる。
ついでにShare(仮称)を立ち上げたが、今度はShare(仮称)がうまく動かない。
妙なエラーメッセージが表示される。
さらにデータ移行の途中でExplorer.exeが突然落ちて、復帰せず。
再起動をかけると例の「紺色の画面」に連れて行かれるばかり。

これまで使っていたメモリの組み合わせでもうまく行かなかったこともあり、もう完全に迷走している。
Cドライブだけでなく、Dドライブもフォーマットしてしまうのがいいのかもしれないが、ビッグドライブ問題が再び出てくるので、それもあまり得策ではなさそうだ。
というかDドライブが何か影響を及ぼし得るのだろうか。
アプリなのか、メモリなのか、それともHDDか。
ともかくWindowsの起動に関するあらゆるエラーを見た気がする。
多分、ハードウェアだとは思うので、今度は無線のLANカードを疑ってみよう。

2006/12/08

HDD換装とPartition Logic

最近、HDDの換装を考えることが多くなってきた。
HDD HealthでSMARTの情報をモニターしているのだが、すでに不良セクタがかなりある。
既知の不良セクタが47箇所。
ウイルスバスターでウイルスチェックを行うと、たかだか20GB程度のスキャンに1時間40分以上の時間がかかる。
前はせいぜい1時間だったのが、最近所要時間が延びている。
突然死ではなく、ゆっくりと死んでいっているような感じがする。

ThinkPadなので、HDDの交換はそれこそネジ1本で済むのだが、環境を移行するとなると難しい。
おまけにHDD内にD2Dという隠しパーティションを持っている。
ここはリカバリ用のイメージを格納しているのだが、これを消すと多分OSの権利も消えてしまうので、ここは何とかしてコピーしておかないといけない。
ということで、やりたいことは100GBかなんかのHDDに積み替えた上で、設定や中身を工場出荷状態にすることだ。
つまり初期状態でHDDの中身だけ増えているような状態である。
データの移行は時間をかければ何とかなるだろう。

で、どうすればいいかだが、ここに書かれている通りにすれば良さそうだ。
必要なものはHDDを外付けに出来るケースとPartition Magicというソフトである。
このうちケースはすでに持っているので、必要なのはソフトである。
調べてみるとPartition Magic 8はすでに個人用の販売が終了していて、Partition Manager 7.0というのがその後継らしい。
いずれにしてもお高いソフトということで、同じようなことの出来そうな、安いorフリーのソフトを探していた。

表題のPartition LogicはPartition Magicを作った人が作ったソフトで、機能制限はあるものの、フリーソフトである。
ということで、これを試すべく、isoイメージをダウンロードして、CD-Rに焼いてみたのだが、そのCDからBOOTできない。
サイトの説明どおりにやっても駄目だ。
このせいで2枚ほどCD-Rをムダにした。
2chのスレを覗いたところ、皆出来ていないみたいだが、これは一体どうなっているのか。

2006/12/07

プラズマと液晶

液晶がプラズマテレビを駆逐しつつあるようだ。
液晶の大型化が進み、それに伴うコストダウンで、大画面でも液晶がシェアを伸ばしている。

確かに液晶は技術の進歩もあって、弱点といわれてきた動きのある映像に強くなったり、高輝度を稼げるようになってきたりしている。
しかし分からない。
液晶に対してプラズマが劣る点は排熱が大きい点、小型化が困難な点、消費電力が大きい点の3つくらいだろう。
初期投資が同じだとすれば、ランニングコストは液晶に軍配が上がるだろうが、それ以外で負ける要素が見当たらない。
高精細化の問題はパネルが大きくなってから効いてくる話で、そのくらい大きくなれば、プラズマでも問題ないレベルまで高精細化可能だろう。

それよりも輝度、色の階調、残像、視野角のほうがはるかに大きな問題だろう。
液晶はバックライトの前に液晶分子を置いて、そこに電圧をかけて透過率を変えて、画像を作る仕組みだ。
自分で発光はしない。
発光はバックライトによっている。
今はかなりのコントラスト比を実現するみたいだが、それでも窓からの太陽光の映り込みなどには弱い。
さらに透過率をコントロールするのに、白や黒の輝度の端のほうでは難しくなる。
バックライトを明るくすればするほど、締まった黒の実現も困難になるだろう。
最近ではバックライトの明るさをコントロールしたりするみたいだが。
また液晶分子を動かしているので、そのタイムラグも絶対に消せない。
μ秒まで落とせると書かれているが、あれは中間色には当てはまらない。
バラエティではいいかもしれないが、スポーツやネイチャーを扱う番組では差が顕著になる。
それと視野角だ。
視野角も最近になって大分改善されているみたいだが、バックライトの光を均一な角度分布で広げるのが難しい。
どうしても横から見ると暗くなる。
それに液晶の並び方は正面から見るのと横からとでは見込む角度が違うので違って見える。

プラズマの発光方式は蛍光灯と同じである。
高圧のガスを封入させておき、高電圧をかけて紫外線を出させ、それをガスが拾って発光する。
自分で発光するので、液晶より時間応答性がいい。
液晶分子を物理的に動かす手間が省けるからだ。
白や黒の再現性や輝度、視野角についても、液晶のような構造的な問題がないため、液晶ほど問題にならない。
無論、程度の差の問題ではあるのだが。

作る映像をみるとプラズマが液晶に押される理由は何もない。
しかし世は液晶に流れているようだ。
コストパフォーマンスの問題からなのか。
それとも映像の質に対してのこだわりが薄いからか。
消費者の多くがこのような性質の違いを把握していないからか。

2006/12/04

DaemonToolsで問題発生

DaemonToolsによる仮想ドライブで問題が発生した。
仮想ドライブからソフトをインストールしようとした際に、イメージファイルをマウントしたまま、PCが勝手に落ちて再起動した。
そのまま何がおこったのかと思ってみていたら、PCが立ち上がらなくなってしまった。
CD-ROMからの立ち上げに失敗した、というエラーが出る。
そこで起動ドライブをHDDに指定してみたら、今度はうんともすんとも言わない。
セーフモードでも起動できない。
WindowsMeで作った起動ディスクを入れて何か出来ないかと試したが、何をどうすればいいのか不明で、DOS画面で挫折してしまった。
同じような症状をWebで探したり、色々と手を尽くしたが、同様の報告もなく解決策は分からなかった。

仕方がないので、修復を諦めてOSの再インストールを決断した。
データ領域と分けているので、大事なデータは無事だが、それでも非常に面倒なことに変わりはない。
少し前にもOSのシステムファイルが壊れて、最近再インストールが終了したばかり。
またアプリをいちいちインストールしなおさないといけないし、OSにパッチをあてないとだし、アプリの設定とかもういろいろとめんどくさい。
また同じことが起こってしまう可能性もあるし、PCをすぐにもとに復旧できるようないい方法、何かないもんだろうか。

2006/12/01

MX500

SENNHEISER製ヘッドフォン、MX500を購入した。
この価格帯ではかなりいい音が出るということで、前から欲しかった。
が、探しに行った家電量販店には置いていなかった。
Amazonも品切れ状態が長く続いていて手に入らなかったので、それで仕方なく別のを買った。
MX500が品薄な理由は不明。
製造中止とか輸入元が扱うのをやめたとかかもしれない。

ところが今週の月曜日、なんの気なくAmazonを眺めていたら、MX500が入っていて、しかもあと2個となっていた。
すでにヘッドフォンは購入してしまったしどうしようか、とか思って少し放置しておいたら、その日のうちにはもう無くなっていた。
何となく機先を制された感じで、まあ他の買ったしいいやと思いつつ、失敗したなという思いもあった。
しかし偶然なのか、翌日の火曜日にひょんなところで売られているのを発見した。
Amazonでの一件もあって、その場で購入してしまった次第である。

MX500はオープンタイプで、耳の大きい人向けだと評価されていたが、自分はすんなりはまった。
ちなみに前のdPRO-IEHP10はカナル型で、こちらは耳栓のような突っ込むタイプだ。
MX500の作りはおもちゃのようで、ハウジングはプラスチックでかなりちゃちな感じを受ける。
コードの途中にボリューム調整がついているのだが、これは小さくてなかなか使い勝手がいい。

肝心の音質だが、評判どおり中音域の音がいい気がする。
iPod付属のイヤフォンと比較して、滑らかで解像度も高めだ。
それとボーカルがとても聞きやすい。
まあ何万円もするようなイヤフォンと比べたら、粗が見えてくるのだろうけど、自分としてはこのくらいで十分だ。
その程度の耳だろう。
コストパフォーマンスを考えると、いい買い物だった。

iTunesのアートワーク

mp3を管理するのにiTunesを使っている。
iPodは持っていないにも関わらず。
iPodユーザーでもないのにiTunesを使っている理由は、インターフェースが好きだからだ。
フォルダによる階層構造でファイルを管理するのが好きなので、mp3も自分で細かくフォルダ分けして管理している。
こうすると管理は楽なのだが、そいつらを再生するときに面倒になる。
プレイリストの管理が難しいからだ。
iTunesのライブラリ管理はこのフォルダでの管理と相性抜群だと思う。

iTunes7になってから、アートワークが取ってこれるようになったので、自分もアカウントを作って取ってきた。
が、邦楽は取ってこれる曲が少ない。
洋楽はかなりフォローしていたのだが、邦楽はまるで駄目だ。
これはiTSで扱っていない曲は取ってこれないという縛りのためだ。
仕方が無いので取って来れない曲に関しては、別途手段を講じなくてはならない。

で、入手先なのだが、音楽を扱うオンラインストアとか、アーティスト自身のWebページとかになる。
だがあまり大きな画像は落ちていない。
iTSから取ってこれる画像は600x600もあるが、そんな大きさのアートワークは他にはほとんど無い。
Amazonの画像だと200x200程度で、しかも「イメージを拡大」をクリックしてみると、大きな余白がある。
それに200x200だとiTunesで表示しているときも、枠に対して画像が小さく、余白が出来てしまってよろしくない。
自分的におすすめなのはHMV。
CDにもよるのだが、「大きな画像」として400x400のアートワークを載せている。
これだと再生中に左下に出る枠に対しては十分に大きいので、余白は出来ない。

自動化してもいいのだが、どんな画像を持ってくるのか分からないし、その画像の質も大事なので、スクリプトではやっていない。
ツールもあるにはあるが、同様の理由でいまいちだ。
従って全て手動でやるしかない。
自分のライブラリの曲はせいぜい700曲ちょっとだが、それだけでも莫大な手間で、正直やっていられない。
レコード会社の思惑や利権が色々とあるのだろうが、ユーザーとしてはそんなのはどうでもいい。
不便なのは困る。
それとiTunesだが、1曲のアートワークを指定したら、同じアルバム名の曲全て、同じアートワークにするとか出来ないのだろうか。
そんなに難しいことではないだろう。
バージョンアップで改善されないだろうか。
とりあえずAppleにリクエストしておいたので、今後を楽しみにしていよう。