2007/01/31

rdesktopのバグ

rdesktopでWindows Xpにリモートログインしていると、FC5のXが不安定になるようだ。
時々フリーズに近いような状態になる。
この状態ではキーボードは使えるのだが、そしてマウスもポインタを動かすことは出来るのだが、クリックすることが出来なくなる。
Ctrl-Alt-Deleteもきかない。
が、FC5にsshで入ってみても、CPUもメモリも別段普段と変わっていない。
rdesktopを殺してみてももとに戻らない。
これまでのRedHat 8とrdesktop 1.2.0の組み合わせではこういうことは起こらなかったので、rdesktop 1.4のバグなのだろう。
あるいはFC5との相性か。

これまではrdesktopがおかしくなると、そのたびにsshで入って再起動していた。
これを再起動することなく、すぐに解決するには、ssh経由でgnomeを殺してやればいい。
gnomeを殺すには以下のようにする。

# ps aux | grep gnome-session
# kill (gnome-sessionのプロセス番号)

これでXが落ちるので、

# startx

として、Xを立ち上げなおせばいい。

2007/01/29

プラグインあれこれ

FC5のFirefoxに各種プラグインを入れてみた。
今までAdobe Readerのプラグインを入れていなかったせいで、リンクからPDFファイルを開こうとすると、いちいちAdobe Readerが立ち上がっていた。
ブラウザの中でAdobe Readerを立ち上げるようにするには、Adobe Readerのプラグインを入れればいい。

Adobe Readerのプラグインは/usr/local/Adobe/Acrobat7.0/Browser/intellinux/内のnppdf.soというファイルだ。
ちなみにこれは自分のFC5の環境での話なので、フォルダの場所は適宜調整する。
次に/usr/local/firefox/plugins/にnppdf.soへのシンボリックリンクを作る。
これで終わりだ。
ブラウザを立ち上げて、URLにabout:pluginsと打ち込むと、プラグインの情報が見れる。
ここにAdobe Readerのプラグインが追加されていることを確認する。

次に動画ビューワーmplayerのプラグインを入れてみる。
mplayerのプラグインは元から入っているわけではないので、落としてくる。
mplayerのプラグインのページから取ってくればいい。
バイナリを取ってくればいいのだが、最新のはFC6用だったので、ファイル名のFC6をFC5に入れ替え、より低いバージョンのプラグインを探した。
落としてきたmplayerplug-in-3.31-fc5.i386.rpmを解凍し、インストールする。

# rpm -ivh mplayerplug-in-3.31-fc5.i386.rpm

これでプラグインがインストールされる。
ただしプラグインのファイルは/usr/lib/mozilla/pluginsの中に入る。
これはmozillaがFC5のデフォルトのブラウザなので、そういう仕様になっているのだろう。
こいつらをFirefoxで使うには、Adobe Readerと同様に、シンボリックリンクを作ればいい。
.so形式のファイルは5種類あって、名前から分かるようにそれぞれ、DivX、QuickTime、RealPlayer、Windows Media Player、その他mplayer(mpegやoggなど)に対応している。
シンボリックリンクを作ってから、about:pluginsでインストールされていることを確認する。

これでWebからPDFを立ち上げても鬱陶しくなくなった。
動画はよく考えると使用頻度がほぼゼロの気がしてきたが、まあついでということでこれはこれでいいだろう。

2007/01/25

ROOTのインストール

前に一度試みて失敗していたROOTのインストールを試みた。
前はソースからコンパイルしようとして失敗したので、今度はバイナリを直接もってくることにした。
ROOTのページ のDownload Binariesというリンクからたどればいい。
Linuxのところに、FC5のgcc4.1でコンパイルしたバージョン5.12があったので、それを落としてくる。
このファイルを展開し、適当な場所に置いた。
さらに.bashrcに

export ROOTSYS=/(置いた場所)/root
export PATH=$PATH:$ROOTSYS/bin
export MANPATH=$MANPATH:$ROOTSYS/man

という3行を追加し、

# source .bashrc

として読み込めば終わりだ。
この辺のことはREADMEに書かれているとおりにやればいい。
これで問題なくROOTが使えるようになった。

2007/01/22

mplayerとかxineとか

FC5で何とかDivXとかの動画を見る環境を実現したかった。
ということでちょこちょこと調べると、まずmplayerが候補として上がってきた。
なのでyumからインストールしようとしてみたが、

# yum install mplayer*

と打ってもうまく行かなかった。
当該のファイルが存在しませんよ、という文が出て止まる。
yumの接続先のサーバーを変更してみたのだが、結局うまく行かずにいた。
そこでmplayerはあきらめることにして、次の候補を探したところ、xineというのが出てきた。xineでもmplayerのときと同じように、

# yum install xine*

と打ってみたが、mplayerのときと同じ結果になった。

これはFedora Core 5のリポジトリにはxineもmplayerもないということを意味している。
したがってxineとかmplayerのあるリポジトリを付け加えればいいのだ。
今回はfreshrpmsをリポジトリとして追加することにする。

# rpm -ihv http://ayo.freshrpms.net/fedora/linux/5/i386/RPMS.freshrpms/freshrpms-release-1.1-1.fc.noarch.rpm

警告やら何やらが表示されるが、問題なく追加される。
これで当初のようにyumでインストール可能になった。

なおxineはxineと打つことで起動できるが、mplayerはそのままではダメだ。
mplayerを起動するには、gmplayerと打てばいい。

2007/01/20

ROOTとrdesktop

FC5でROOTのインストールを試みた。
最新のソースを落としてきて解凍し、

# ./configure

と打ってみたが、libX11が無いというエラーが出た。
yumでinstallを試みるも、すでに入っているようだ。
再度エラーを熟読し、

# yum install libX11-devel

と打ったところ、必要なファイルがインストールできた。
そこで改めて

# ./configure

と打ったところ、今度はlibXpmというのが無いというエラーが出た。
調べてみると、libXpmは/usr/lib/以下にあったので、/lib/libXpmというシンボリックリンクを作ると解決する。
これで./configureは通るようになるのだが、その後のmakeがうまく通らない。
結局、libXpm周辺で引っかかっている。

ここら辺でROOTを一旦諦めて、rdesktopを入れることにした。
rdesktopはyumからインストールできる。
これまでバージョン1.2を使っていたので、色が指定できなかったが、1.4では指定できる。
-aオプションで指定すればいい。
つまり

# rdesktop -g 1280x960 -a 24 (IP)

と打てば、色と解像度を指定できる。

2007/01/19

NFSのマウント

NFSのマウントをするには、/etc/fstabを編集すればよい。
/etc/fstabの最後の行に以下の行を付け足す。

hostname:/hoge /hoge nfs hart,intr,rw,user

これであるPC(ホスト名で指定、IPでも可)の/hogeというディレクトリを、/hoge(あらかじめ作っておく)にマウントする。
これでrootになって、

# mount -a /hoge

と打つ。
ただし気をつけなくてはならないのは、/etc/fstabは必ず最後に改行が入っていないといけないという点。
これでログイン時にマウントもしてくれるはず。

2007/01/18

Fedora Core 5のフォント変更

ここを参考にIPAフォントを入れて、ついでにM+フォントも入れて、フォントを一新した。
さざなみフォントが汚いので、いろいろと見づらかったのだが、一気に改善した。

やっていることは、IPAフォントとそれに付随して公開されているシェルを落としてきて、シェルを実行し、さざなみフォントをリネームした後、さざなみフォントの名前でシンボリックリンクを作るだけだ。
次にM+を落としてきて、fontforgeを実行し、できたフォントを格納する。
この後で/etc/fonts/fonts.confと/etc/fonts/conf.d/50-no-hint-fonts.confを書き換えて、さざなみフォントからIPAに変更すればいい。
IPAやM+は今回初めて知ったが、なかなかに見やすく、いいフォントだと思う。

Fedora Core 5の設定

デフォルトのままでインストールすると、最初にPCを立ち上げたときにXも同時に立ち上がってしまう。
これを回避するには、/etc/inittabのid:の後ろに書かれたランレベルを5から3に修正すればいい。

次に左CtrlとCapsを入れ替えた。
自分は実はタッチタイプも満足に出来ないのだが、それでもショートカットを多用するので、慣れている配置にしたい。
とりあえずRedHat 8でうまく行っていた、.Xmodmapというファイルを用意した。
中身は下記の通り。

remove Lock = Caps_Lock
remove Control = Control_L
keysym Control_L = Caps_Lock
keysym Caps_Lock = Control_L
add Lock = Caps_Lock
add Control = Control_L

しかしこれではうまく行かなかった。
次に/lib/kdb/keymaps/i386/qwerty内のjp106.map.gzを解凍して、下記のように修正してみた。

(前) keycode 58 = Caps_Lock
(後) keycode 58 = Control

これだとXが立ち上がっていないときはうまくいくのだが、Xが立ち上がると駄目になる。
そこで、どうせGUIで何とかなるように作っているだろうと当たりをつけて、適当に調べたら解決した。

デスクトップ>設定>キーボードのレイアウトのオプションからCtrl key positionを選び、その中のCtrl key at left of 'A'を選択する。
これでAの左がCtrlになる。

2007/01/16

Fedora Core 5でFirefox 2.0を使う

無事にsshでのバックアップが終わったので、Fedora Core 5をクリーンインストールした。
今までRedHat 8を使っていたので、半角/全角キーで日本語入力になるとか、yumで一気にアップデートできるとか、そういう進歩を発見しては喜んでいる。
しかしRedHatのころと比べると、一段とWindowsっぽくなった。
たぶん敷居を下げて、ユーザーを獲得しようとしているのだろう。
Fedora Core 6がすでに出ているにも関わらず、5にしたのは、単にディスクが手元にあったからだ。
Scientific Linuxも候補だったのだが、ディスクを焼くのに失敗し、そこからさらに頑張るモチベーションに欠けていた。

さてFedora Core 5だが、Firefoxが1.5のままだ。
とにかくこれを2.0にしたかったので、ここから落としてきた。
tarなのでrpm管理から外れるのが気になるが、まあ仕方ない。
これを展開するとすでに実行形式になっている。
そこで/usr/bin/firefoxをfirefox_oldに置き換える。
次に展開したファイルを適当なところに置き、/usr/bin/firefoxという名前のシンボリックリンクを作る。

これで問題ないはずだが、エラーを吐いてうまくいかない。
libstdc++.so.5が無いというメッセージが出る。
これを解決するには次のように打てばいい。

# yum install libstdc++.so.5

これで必要なファイルが入って、Firefox 2.0が使用可能になる。

2007/01/11

sshを使ったバックアップ

sshを使ってあるPCの/home以下を別のPCにバックアップしようと思い立った。
使っているPCのOSがRedHat8で、サポートは切れているわ、yumも使えないわであまりメリットがない。
おまけに頻繁にXが落ちるようになってしまった。
そこで新しいディストリビューションに乗り換えようということで、これまでのバックアップを取ることに相成ったわけだ。

が、GB超のデータを一気に送るのにどうしたもんだろうかと悩んでいた。
scpとかだとファイルがばらけて鬱陶しいし、何より信じられないほど手間がかかりそうだ。
そこでtarを使うことにした。
tarで固めつつ、その出力先を相手のPCに指定してやることで、固めながら送ることが出来る。
1行コマンドを打つだけで済むので簡単だ。
/home以下を相手先のPCに移すには次のようにする。

# tar zcvf - /home | ssh chonan@hostname "cat > hoge.tgz"
(例)# tar zcvf - /home | ssh chonan@chonanpc "cat > /home/chonan/chonan-homes.tgz"

このように打つと、tarの固める先を他のPCに指定できる。

2007/01/10

CodeVからOpTaliX-LTへのインポート

CodeVもOpTaliXもレンズとか鏡とかを使った、光学系を設計するソフトだ。
CodeVというのはアメリカ製の業界最高峰のソフトで、使用料月額25万円。
強力な最適化機能を持っていて、組みレンズなどの設計に威力を発揮する。
ちなみに教育機関だと年の使用料が5万円と破格で、実に1/60の使用料になる。
ただしアカデミック版だとサポートは受けられない。

OpTaliXはドイツ製でPro版が1200.00ユーロ、LT版が40.00ユーロで、こっちは買いきりである。
LT版はPro版の機能制限版で、設計などの最適化が出来なかったり、光線の波動光学的な取り扱いが出来なかったりするが、価格としては1/30という破格の値段がついている。
なおCodeVとOpTaliXはコマンドが似通っており、OpTaliXの日本の代理店が非常に詳しいマニュアルを用意してくれているので、このマニュアルは非常に参考になる。

普段CodeVを使っているが、当然私物ではないので、自分のPCには入っていない。
自分が持っているPCに入っているのはOpTaliX-LTであるが、設計をしないならばこっちで十分だ。
ただし似通っているといっても、CodeVとOpTaliXは別物であるので、ファイル形式も異なる。
CodeVのファイル形式は.seqと.lenという形式で、前者がアスキー、後者がバイナリである。
最適化プログラムを.seqのアスキーで書いて、設計するレンズを.lenのバイナリで扱うと作業がスムーズなので、普段レンズはバイナリファイルにしているが、バイナリだとOpTaliXでインポートできない。
OpTaliXでインポート可能なのはアスキーのみである。

セーブするコマンドはバイナリだとSAV、アスキーだとWRLで、その後にファイル名を指定すればいい。
インポートしたデータについてOpTaliXで描画する際に、光線のみが描画され、レンズが描画されないことがあるが、このときはメニューバーの"MHT"というボタンを押せばいい。
これで普通に描画されるようになる。
OpTaliXでは描画したレンズの図をボタン1つでPNGやEPSに出来るのがいい。
CodeVでも画像を出力できるはずなのだが、WMFのみでGIFやPNGが見つからなかった。

余談だがCodeVの欠点の1つとして、CADデータにエクスポートしたとき、単位が勝手にフィートとインチに直されて出力されるというのがある。
つまり間隔3mmだと0.118...インチとして出力される。
これをCADに取り込んで再びmmで表示させようとすると、有効数字で丸められて、3mmに戻らない。
これは非常にいただけない仕様で、設計に移すときに混乱を来たす。
一方OpTaliX-LTでもCADにうまくエクスポートできない(押しても反応しない)が、機能制限項目でもなさそうなので、こちらもバグを抱えているのかもしれない。
エクスポート時にmmで出力してくれるなら、CADデータへのエクスポートにOpTaliX-LTが使えるかもしれない。

2007/01/09

サイクリング

近頃運動不足がたたって、体重と体脂肪率が右肩上がりになっている。
そして正月休暇がそれに拍車をかけている。
何か運動をすべきだと思っていたところ、最近になって弟が自転車に凝り始めた。
クロスバイクという、ロードレーサーとマウンテンバイクの中間のような自転車を買い込んで、乗り回している。
ということで弟とサイクリングに出かけてみた。

自宅近くは坂が多いので、運動不足もあってすぐに息があがる。
それにクロスバイクが速い。
自分の自転車はママチャリではないが、別に変速ギアもついていない普通の自転車なので、ついていくのに四苦八苦だ。
クロスバイクはあまり気にしなくてもすぐにスピードが出てしまうらしく、30分もついていくとすっかりバテた。

そこで弟と自転車を交換し、クロスバイクに乗ることにする。
サドルが硬く、自然と前傾姿勢になる。
ダイレクトに力が伝わる感じがして心地よい。
ちょっとこぐとすぐに30km/hぐらいは出てしまう。
調子に乗って、下り坂で思い切りこいでみたら、最高速49.4km/hを記録した。
赤信号に邪魔されたが、距離さえあれば50km/hを超えることも出来そうだ。
自転車に適用されるべき速度制限というのは特に聞いたことがないが、おそらく60km/hだろう。
が、原チャリと同じ30km/hかもしれないと思って調べてみたら、やはり自転車は自動車と同じだった。

ともかくクロスバイクというのはなかなかいいものだ。
やはり高い自転車というのは、それだけの価値があるもんだと実感した。
自分の自転車は大分古くなっていて、すっかり歪んだりしているので、今度壊れたらクロスバイクを買ってみるのもいいかもしれない。