2009/05/31

7-Zip

圧縮率が高いためか、7z形式のファイルを見ることが増えてきた。
p7zipはLinuxでもMacでも使えるし、Sourceも公開されている。
FreeBSD版もDOS版もBeOS版もある。
なんとなく市民権を獲得してきているように感じる。

Windows XPで7zを扱うには、7-Zipをインストールする必要がある。
7-Zipは7zはもちろんのこと、zip、rar、gzip、tar、bz2、lzhなんかのよく使われる形式はきちんとサポートしている。
インターフェースはWinRARに近い印象を受けた。
ところが自分はLhaplusの動作が気に入っており、どちらかというとWinRARの動作はあまり好かない。
従ってLhaplusからWinRARや7-Zipに乗り換えたくない。
おまけに圧縮解凍ソフトを2つ以上入れるのも、心理的にやや抵抗がある。
Lhaplusが7zに対応してくれればいいのだが、一向にその気配もない。

どうしようかと思っていたら、7-Zipのコマンドラインバージョンがあることを知った。
これを使えば、Cygwinから7-Zipが使えるようになる。
コマンドラインバージョンは7-Zipのページで公開されている。
これを落としてきて、適当なところに解凍する。
解凍すると中に7za.exeというのがあるので、シンボリックリンクを作ればいい。
例えばCドライブのC:\7za465に解凍した場合は、以下のようにする。

$ ln -s /cygdrive/c/7za465/7za.exe /usr/bin/7z
$ chmod a+x /usr/bin/7z

これでCygwinで7zコマンドが使えるようになる。
ただし7zコマンドで解凍するには、7zコマンドの後にコマンドをつける必要がある。

$ 7z

と打てば、コマンドが表示される。
解凍するにはxオプションを使う。
ここらへんはp7zipのときと同じだ。

$ 7z x hoge.7z

とすればいい。

2009/05/25

WZR-AGL300NH再設定

3月末から使用している無線LANルータWZR-AGL300NHには2つのモードがある。
"11a/n & 11g"と"11/b/g/n"で、これまでは11b/g/nのモードで使っていた。
X23が11aに対応していないという理由もあったのだが、前者で11bが使えるのかどうかがよく分からなかったためだ。
結論から言うと11a/n & 11gのモードで11bは使える。

それとWEPとWPAというのは同じようなものだと思っていたのだが、実際はこれらは包含関係だった。
WPAはWEPによる暗号化に加えて、ユーザー認証が出来るようになっている。
ただし11bの時代の機器ではWPAのユーザー認証に対応していない。
そこで11gのほうは11bの接続用にWEPキーのみ設定し、11aのほうはWPA2-PSKで認証を行うようにした。
暗号化はWEPではなく、さらに強固なAESをチョイス。
他に暗号化としてTKIPが選べるが、AESのほうがセキュアなためだ。

2009/05/21

Client Security Solution

ThinkPadに入っているレノボ謹製のソフトに、Client Security Solutionというのがある。
これを使ってあらかじめ指紋を登録しておくと、ログインのパスワード入力の替わりに、指紋認証でログイン出来るように設定出来る。

このソフトが縁あって使うこととなったT60に入っている。
起動時に必ず指紋を登録するように迫るので、やがてうっとうしくなってきて登録してみたが、これはなかなか便利な機能だ。
いちいちパスワードを入力しなくても済むというのは、大したことではないように思っていたが、一度慣れるとそこから離れがたくなる。

しかし指紋登録後、このClient Security Solutionが起動のたびに、今度はシステム鍵を作れというウィンドウを立ち上げるようになった。
そこで仕方なくシステム鍵を登録すべく、ユーティリティを進めたのだが、こちらは何度やってみても鍵の生成に失敗する。
Ver.7だったので、アップデートしたら消えるかと思ったが、そもそもアップデートが上手くいかない。
うっとうしいので、Client Security Solutionごとアンインストールしようかとも思ったが、指紋認証が消えてしまうのは困る。

そこでスタートアップから削除することにした。
"ファイル名を指定して実行"でmsconfigと打ち込み、cssauthというところのチェックを外して再起動する。
これでようやく起動時のウィンドウから開放された。

2009/05/09

MP4の再生

MP4動画は普通の設定では、Quick Timeによって再生される。
ちなみにQuick TimeはiTunesに必須であり、くっついてインストールされる。
しかしQuick Timeは非常に重いので、ロースペックのPCではまともに動かない。
10MB以下の動画であっても、X23では再生どころか、PC自体がフリーズしたような状態になる。

Quick Timeを使わないで再生するには、MP4用のスプリッタとffdshowがあればいい。
インストールはここを参考にした。
MP4のスプリッタはここにある。
解凍して出てくるMP4Splitter.axを、XPでは/WINDOWS/system32にコピーし、「ファイル名を指定して実行」でregsvr32 MP4Splitter.axと打てばいい。

これでもまだ重いが、一応再生できるようになった。
MP4がQuick Timeでまともに見れないPCでは、こっちを試すといい。

2009/05/06

OGMとかflvの再生

動画には、それらがどのようにして作られたかによって、様々な種類がある。
割とよくあるavi形式というのは、実際にはただの箱の形式に過ぎず、規格としてあまり意味はない。
従って動画は、その動画自体の再生に必要なcodecによって分類される。
動画再生のためにはこれらのcodecをインストールする必要があるが、codecはDivXやH.264など複数あり、いちいちインストールするのはやや面倒だ。

そこで自分はffdshowをインストールしている。
ffdshowは複数のデコーダとして働く上に、動作も軽いので重宝している。
この中にflv形式のデコーダも、Ogg Vorbisのデコーダも入っている。
しかし、これだけではflv形式や、OGMの動画を再生できない。

flv形式を再生するためには、FLVスプリッタを入れる必要がある。
ここによれば、動画再生では動画ファイルは、ソースフィルター、スプリッタフィルター、変換フィルター、レンダリングフィルターの順でフィルタリングされる。
ffdshowだけではflv形式を再生できないのは、このフィルターが足りないためだ。
同様にOGMについても、スプリッタを入れれば、ffdshowで再生可能になる。