2015/10/24

Bontrager R1とContinental Grand Prix 4000 S2比較

Domane 4.3を完成車で購入後約2年、走行距離4000km超で、とうとうタイヤが寿命を迎えた。
後輪の台形化が進んで、ラバーがかなり薄くなって、部分的に繊維が見えるところまで来て、とうとう走っている途中に穴が空いた。

Domane 4.3 (2013)に元々付いていたのは、Bontrager R1(700x25c)。
溝のないスリックで、適性圧力は6.2~8.6Bar。
僕はリム打ちパンクが怖いので、いつも8Bar超まで空気をいれている。

後継にはコンチネンタルのGP4000 S2(700x23c)を購入。
このタイヤはグリップがあって、軽いだけでなく、パンクしづらいという評価が多い。
数値的にも転がり抵抗や耐パンク性が高いようだ(参考リンク)。
GP4000 S2のタイヤのトレッドパターンは独特で、回転方向の指定があるので、取り付けは注意を要する。

価格はAmazonで、2本で10,980円とお高め。
R1の価格は29.99USDなので、実売価格を考えるとお値段約2倍。
BontragerにはR1の上のグレードとして、R2、R3、R4まであって、GP4000 S2は実売価格で比較するとR3と同等くらいか。
GP4000 S2はゴムが伸びやすく、実測では23cでも25cに近い幅になっている、ということで23cにした。

ダメになった後輪だけGP4000 S2に変更して、150kmほど走ってみた。
乗ってすぐは、25cのR1よりちょっと細いけど大して変わらない、と感じた。
が、少し距離を乗ってみると、ちょっとした違いがあるような気がしてきた。

まずGP4000 S2はR1で走るより、お尻が痛くなりづらい。
空気圧はR1とほぼ同じでも、GP4000 S2はR1より乗り心地がいい。
Domane 4のような振動吸収性に主眼を置いたフレームでも、R1では路面の凹凸による衝撃がサドルに伝わっていた。
感覚的には、R1はカチカチ、GP4000 S2は表面に薄く柔らかい層があるような。
GP4000 S2は硬く乗り心地の悪いタイヤ、という評価が多いようだが、R1から比べれば柔らかい、と思う。
単位面積あたりの繊維数(TPI)は、R1の60に対し、GP4000 S2はその5.5倍の330。
定性的にはしなやかでハイグリップになりやすい。
同時に変えた、中のチューブの影響もあるかもしれない。

それと、これまでより重いギアが回せるようになって、実際にタイムも良くなった。
340gから205gへ、30%以上軽くなっているタイヤの重量が効いているのか、あるいは、疲労しにくいのがいいのか。

タイヤ周長の値、2122mmが書かれているのは◯。
この数値はGarminの速度表示のためのセッティングに必要。
これまでR1は25cだけど周長がわからなかったので、2105mmとしていた。