2013/02/25

QNAP TS-412 設定その2

足りないネジの候補として、OwltechのHDD用ネジOWL-NEJI04を購入してみた。
HDDのトレーに取り付けてみると、付属のネジよりも皿ネジの部分が長くて1mmほど飛び出してしまう。
残念ながらこの1mmが物理的に干渉し取り付けられない。
ということで代わりのネジについては引き続き調査。

それからTS-412をLinuxのサーバーとしてみると、色々と不足しているものが見えてきた。
gccもEmacsもshutdownも入っていない。
moreは入っているがlessは入っていない。
入れようにもコンパイラがないのだが、その代わりにQPKG Centerがある。
デフォルトで入っているのはMusic StationとPhoto Station。
この中にOptware IPKGがあるので、これをインストールすると、ipkgというコマンドが使えるようになる。
これはyumとかapt-getと同じように使える。

[~]# ipkg install gcc
[~]# ipkg install make
[~]# ipkg install less

これでgccとmake、lessはインストールできた。
Emacsはうまく行かないが、一旦棚上げしてフォーラムで情報収集予定。
QPKGアドオンは自作することも出来るようなので、誰かが作っていてもよさそうだという気がする。
今のところはまずgccとmakeをインストールして、とりあえず良しとした。

2013/02/12

QNAP TS-412設定 その1

このエントリーを書く前にうっかりBlogの設定を変更してしまった。
背景の色やらなにやらが変わってしまい、これがすぐに元に戻せなかったので、面倒になりそのまま固定。

TS-412を導入して2週間が経ち、色々と分かってきた。
まずNASそれ自体の動作音はあまり気にならないレベル。
HDD4台分の音という印象で、本体にはファンが付いているのだが、その回転音はHDDの音に比べると無視出来る感じ。
うるさいHDDを買って来ればうるさいし、静かなHDDなら静か。

まず取り掛かったのが、ネットワーク越しにアクセスするための設定。
これを設定すると、外出先からも自宅のNASにつなげるようになる。
iPhoneでもQmobileというアプリでそれが可能になる。
Android版もある。

やり方はここに書かれている。
ちなみにほとんどのことはOnline説明書に書かれている。
自宅のネットワークは固定IPではないので、DDNSを利用しないといけない。
候補その1はhttp://www.dyndns.comで、フォーラムの過去記事を見ると、ここを利用している人もたくさんいるようだが、残念ながら最近になって有料になってしまった模様。
そこで、リンク先の例のとおりにhttp://www.dhs.orgでやってみた。
これで自分のIPに名前がマップされる。
TS-412側の設定はWebサーバを起動して、ローカルの固定IPを振っておく。

その後、ルーターの設定に移る。
このままだと、ネットワーク側からのパケットはルーターで止まってしまう。
なので、特定のポートへのアクセスをそのままNASに飛ばしてくれるようにする。
具体的にはポートフォーワーディングをすればいい。
NASにローカルのIPを振っておかないと、送り先が指定できなくなるので注意。
sshが使いたければ22番、FTPなら21番、Webサーバなら80番などなど。
一応、UPnPがOnになっていることも確認する。

これでネットワーク側から自宅のデータにアクセスできるようになる。
ただ重いデータのやり取りは3Gでは苦しい。
リモートログインしてみて分かったが、データは/share/MD0_DATA以下に置かれていた。
またTS-412はUSBコネクタを持っているが、ここに外付けのHDDを繋いだところ、/share/external以下にぶら下がっていた。