2010/05/29

Nokia 1209

上海で使うための携帯Nokia 1209を現地で買った。
299元(約4000円)也。
売っていた中では最も安いものだった。

2Gと呼ばれる第2世代では、日本は世界的なデファクトスタンダードのGSMを採用していない。
使う周波数帯が4つあるので、そのどれを使っているかは地域による。
GSM携帯はこれらの周波数をいくつカバーしているかで、種類が分かれる。
Nokia 1209はDual Bandと呼ばれるもので、カバーしている周波数は2 Band。
このほか、Tri Band、Quad Band、3G+Quadなどがある。
Dualだと日本と韓国を除いたアジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、オセアニア。
駄目なのは北米、ハワイ、南米。
Quadだと日本と韓国を除く、全世界をカバーする。

このQuadは周波数的には世界をカバーできているのだが、ではどこでも使えるかというと、必ずしもそうでもない。
日本でもそうだが、一般に携帯にはSIMカードを挿して使う。
SIMカードは各国の携帯電話会社が販売する。
携帯電話側にこのSIMカードの制限をかけている場合がある。
SIMカードの販売元によって、持っている携帯電話に使えたり、使えなかったりする。
どんなSIMカードでも使える携帯をSIMフリーと言い、つまり日本と韓国以外でストレス無く携帯を使おうと思ったら、QuadかつSIMフリーである必要がある。
このSIMカードの制限は世界的に非常に一般的に行われており、SIMフリーの端末を販売している地域は限られている。

購入したNokia 1209がSIMフリーかどうかは不明だが、持っていたSIMカードが使えることを確認して買った。
日本の携帯と違い、メールもネットも出来ないが、電話とショートメールは使える。
カメラ等も無いが、その代わり起動とシャットダウンが非常に早い。
そして非常に小さく非常に軽い。
W33SAが150gなのに対して、Nokia 1209は80gを切っているので、非常に軽く感じる。
レスポンスがよく軽いので満足している。
表示は中国語と英語のみだが、機能も多くないため、設定はあまり難しくない。
驚いたのはSIMを入れないと、ほとんどの機能がONにならないこと。
最初にSIMを入れないと、満足に設定が出来ない。

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