2008/03/30

ファックス新調

自宅の電話機兼ファックスが壊れた。
しばらく前から通話中に音が切れたりしていたのだが、とうとう音が聞こえなくなった。
発信音さえ聞こえない状態。
ちなみにこちらからの音声は相手に聞こえている。
子機だと電話を受けれるし、親機もマイク自体は使えているので、単にスピーカーの故障だと思われた。

というわけでハンドセットの部分を外し、分解してみた。
ねじを一本外せばいいだけだ。
中を開けてみたのだが、目だった断線やショートした箇所は見つからない。
スピーカーを取り替えればいいだけだと思われたが、10年ものということで他にもガタが来ていることから買い換えることになった。
子機が1台あることと、コンパクトなサイズであること、インクジェット式ではないこと、普通紙タイプであることという条件で探した。
ファックスの使用頻度はせいぜい1ヶ月に1、2回といったところだ。
それと売り場で見て、子機の充電は無接点式がいいという条件を追加した。

買ってきたのはNEC製のスピークス SP-DA240(PW)という機種。
実際に店舗で見てみて、ブラザーの製品は全体的に大きかったので却下した。
シャープの製品は余計な機能がついているものが多く、そのせいで割高になっている印象を受けた。
最後まで候補だったのは、パナソニックのおたっくす KX-PW506DLおたっくす KX-PW507DL
この2機種に関しては、ファックス原稿を入れたりする部分のカバーのヒンジがやや複雑な形状になっていた。
一般にこういった可動部がまず壊れるので、構造がシンプルなほうを選んだ。
スピークスは単なる蓋になっていて、外れる以外の壊れ方がありえない。

設定は簡単で、単につなげばいいだけだ。
時刻調整をし、アドレス帳を編集する。
ちなみに新しいハンドセットを古いのにつないだら、あっさりと発信音が聞こえた。
通話の音質がやや変わったように思えたが、クリアなのでそのうち慣れるだろう。

2008/03/27

Ubuntuのネットワーク設定

Wubiで入れたUbuntuのバージョンが7.04だったので、アップデートした。
5時間以上かかって終了し、再起動するとネットがつながらなくなった。
調べるとIPが振られていないようだと気づいた。

Ubuntuでネットワークの設定がかかれているのは/etc/network/interfaces。
ここを見ると、

auto eth0
iface eth0 inet dhcp

の2行目がコメントアウトされていた。
ここのコメントアウトを外して再起動すると、無事ネットワークにつながった。
参考にしたのはこのページ

2008/03/25

Ubuntuのランレベル変更

Ubuntuの設定ファイルをいじってみて、FC5との違いに気づいた。
まず/etc/sysconfig/networkがない。
それと/etc/inittabがなく、ランレベル変更しようにも、どこをいじればいいのかさっぱり。

ググってみたところ、こことかここを発見した。
/etc/event.d/rc-defaultというファイルに、起動時の挙動が記述されているようで、まず/etc/inittabを見に行き、無いとデフォルトのtelinit2で起動するようになっている。
telinitの設定はsysv-rc-confというので変更できる。
だからsysv-rc-confを落としてきて、それでtelinitを設定し、ついで/etc/event.d/rc-defaultを変更すればいい。
inittabを書き直すという方法もあるが、何か別のトラブルの原因になるかもしれないので回避。

$ sudo apt-get install sysv-rc-conf
$ sudo sysv-rc-conf

でsysv-rc-confが立ち上がる。
この中の3のgdmとx-serverのチェックを外して終了。

$ sudo emacs /etc/event.d/rc-default

で/etc/event.d/rc-defaultを立ち上げ、21行目をtelinit 2からtelinit 3に直す。
これでCUIで立ち上がるようになった。

ちなみに今の問題点は半角全角キーが使えず、日本語入力が行えていない点。
ノートのキーボードなので仕方がないかもしれない。

Wubi

CygwinがXをうまく飛ばせないという問題が発生して、このところ困っていた。
Clipboardの設定に失敗してエラーが出ることは分かっていたが、エラーメッセージをググっても、対応策が見つからなかった。
Cygwinの再インストールも試みたが、あまりに時間がかかりすぎ、2度中断せざるを得なくなって以降、頓挫していた。

VMware Playerが楽そうだとも思ったが、設定が面倒でちょっと躊躇していたときに、Wubiを知った。
Wubiを用いると、非常に簡単にPCをUbuntuとのデュアルブートに出来る。
ウィンドウズで落としてきたファイルを実行し、ユーザーネームとパスワード、Ubuntuの容量を決めると、あとは全部勝手にやってくれる。
アンインストールもソフトウェアの追加と削除から簡単に出来る。
非常にお手軽だ。

Ubuntuは初めて導入するディストリだったが、基本的にFC5と変わらない。
一番大きな違いはrootが存在しないことだ。
なのでsuコマンドは使わない。
rootが実行するようなコマンドはsudoをつけて実行する。
それとyumの代わりにapt-getを用いる。
なのでEmacsをインストールするときは、次のように打てばいい。

$ sudo apt-get install emacs

アップデートはinstallをupdateにすればいい。
なおSystemのシステム管理から、アップデート・マネージャを起動することでも、アップデートは可能。
rootとds9はダメだが、sextractorとかもインストールできた。

このUbuntuからWindows側のファイルを見たり操作したり出来る。
My Documentは自分の環境だと、/media/host/以下に存在した。
こういうファイル共有がVmware Playerだと面倒だった。
非常に手軽にデュアルブートに出来る上に、お互いがファイル共有できるので、Cygwin並に使い勝手がいいと思う。

2008/03/21

sshとrsync

これまでバックアップはsshを使ったファイル転送によって行っていた。
sshはデフォルトだとディレクトリはコピーできないので、一度固めて送るということをしていた。
しかしこれだと差分のバックアップを取るとき、非常に面倒なことになる。
かなり大きなディレクトリがあったとして、その中身がちょっとしか変わっていなくても、全部バックアップして差し替えしなくてはならない。
これに対して、rsyncは差分バックアップを実現してくれる。
今後は、転送やリモートログインはssh、バックアップはrsyncということにしよう。

2008/03/20

Cygwinとds9

Cygwinを使っているとき、ローカルにfits画像をscpしてきてds9で見たい、ということがある。
あるいはfitsを見たいとき、Cygwinで何かをやっていたりする。
こういうとき、Cygwinとds9を同時に立ち上げたいのだが、この2つは同時には立ち上がらない。
Cygwinを立ち上げた状態で、ds9を立ち上げようとすると、タスクマネージャでは見えるのに、ウィンドウが立ち上がらない。

これはds9のローカルにあるcygwin1.dllが原因。
Cygwinは\cygwin\bin\cygwin1.dllを使っているが、同じcygwin1.dllがds9のローカルにも存在している。
理屈は不明だが、この2つがバッティングしてしまうようだ。
そこでds9側のcygwin1.dllを削除した。
するとcygwin1.dllが見つからない、というエラーを吐く。
ためしに\cygwin\bin\cygwin1.dllへのリンクをds9のローカルに作ってみたが、駄目だった。

が、cygwin1.dllが見えれば立ち上がりそうだったので、PATHを設定してみた。
システム>詳細設定>環境変数で、PATHに\cygwin\binを追加した。
するとあっさり解決。
これでCygwinとds9を同時に使えるようになった。

2008/03/12

ROOTでウィンドウを出さない方法

ROOTで解析をするとき、Cygwinとかでssh経由でXを飛ばそうとしてうまくいかず、Linux側のマクロが動かないようなときがある。
これを回避するには、ウィンドウを出さないようにすればいい。
ROOTの起動時のオプションで指定できる。

$ root -b

と打てばいいだけだ。

2008/03/07

統計の考え方

科学ではしばしば統計学を用いて、有意かどうかを議論する。
95%の信頼度で~である、とかいう言い方をよくする。
信頼度というのはConfidence Levelと訳され、95%信頼度は95%CLという書き方にもなる。

この95%の信頼度で誤解しやすいのは、95%の確率で正しいということと同じ意味ではないということだ。
それが真理か否か、それは神のみぞ知るところだから、そもそもの正しい確率というのは知ることは出来ない。
そうではなくて、95%信頼度というのは、20回に1回の偶然は認める程度の信頼度という意味である。
つまり95%の信頼度で確認しても、それは実は1/20の偶然によるものかもしれないわけだ。
20回測ると偶然にも1回起こるような、そんな頻度の話だが、それ以上確認しようがないので、それでよしとする。
開きなおりのような態度であるが、そこが人間の限界だから、仕方がない。
あとはその信頼度を上げる努力をするのみである。
信頼度を上げることで、その偶然の可能性を排除していく。

例を挙げる。
ある事象の観測を行ったとして、その分布をポアソン分布とする。
このとき観測された事象が0イベントだったとする。
するとポアソン分布だから、その確率pはp=exp(-λ)という式で与えられる。
この式のλは神のみぞ知りうる、真の期待値が入る。
ここで95%の信頼度を仮定すると、ある期待値λに対して、偶然0イベントが観測される確率は5%であると言える。
ここからλが推定できる。

pはある期待値λに対し、0イベントが観測される確率であるので、p<0.05であればよいわけだ。
これは簡単に計算可能で、p<0.05はλ>3にほぼ一致する。
つまり95%信頼度でλ>3であると言えることになる。

2008/03/06

ENELOOPの充電時間

単三のENELOOPを使っていて、先日充電した。
充電器はNC-M55。
これで4本を充電すると、空の状態から3時間40分もかかる。
携帯電話と比べるからか、やたらに長いような気がする。

ThinkPad X300

lenovoが2/26にX300の公式発表をしていた。
モノ自体は昨年から噂で聞こえていたのだが、とうとう大幅なモデルチェンジとなった。
13.3インチのワイド液晶(1440x900)、光学ドライブ搭載、64GBの1.8"SSDでバッテリ込みの重さが1.42kg。
おまけに薄くもなっている。
いままでのXとTの間をとるような位置付けだ。

X23は非常に気に入っているし使い倒すつもりだが、画面の狭さが最近気になるし、光学ドライブがないのも気になっていたし、SSDにも興味津々。
おまけに軽く、剛性が高く、薄い。
ウチのX23が勝っているのは、160GBというHDD容量だけだ。
欲しくなってしまったが、300000円超のお値段に手が出ない。