2009/06/28

mkvファイルの再生

動画の形式にmkv形式というのがある。
コーデックはH.264とVorbisとかの、ffdshowで再生可能なものだが、Windows Media Playerでは例によって再生できない。
flvとかoggMP4のときと同じで、スプリッタがないからだ。
なのでこのスプリッタだけを落としてきて、インストールすればいい。
参考にしたのは、このページ

SourceForgeから最新のスプリッタを落としてくる。
これをCygwinで解凍し、実行権限を与えて、/WINDOWS/system32にコピーする。
2つディレクトリが出来るが、使うのはReleaseのほう。
Release Unicodeのほうは使わない。

$ 7z x matroskasplitter_20050310.7z
$ chmod a+x Release/MatroskaSplitter.ax
$ mv Release/MatroskaSplitter.ax /cygdrive/c/WINDOWS/system32

さらに「ファイル名を指定して実行」で、regsvr32 MatroskaSplitter.axと打つと、「MatroskaSplitter.axのDllRegisterServerは成功しました。」と出て、インストール終了。
気をつけないといけないのは、もとのaxファイルを消してはいけない点。
ドライバとかのインストールでは、展開したファイルを消しても問題ないが、それは別のパスが通っている場所にコピーしているため。
この場合は直接呼ばれるファイルになるので、しかるべきところに展開し、消してはならない。

2009/06/27

ThinkPad T400s

今週6/24にThinkPad T400sがレノボから発表された。
しばらく前からウェブでリーク情報やら画像やらが出回っていたが、ようやく正式発表の運び。
構成はCPU SP9400(2.4GHz)、メモリ DDR3 2GBx1、LCD 14.1" WXGA+(1440x900)、1.8"HDD(5400rpm) 250GB、OS Vista Businessで、ダイレクト価格199,500円。
構成は今のところいじれない。
厚さ21.1mm-25.9mm、重さ約1.79kgということで、薄型軽量がウリだ。

約1.8kgというと、X23の重さ(約1.68kg)とほとんど同じくらい。
厚さにいたっては、X23が24.9mm-30.2mmなので、T400sのほうが薄い。
解像度はX23のXGA(1024x768)に対し、T400sはWXGA+だからかなり広い。
縦横の比率は違うが、実際の縦の長さもT400sのほうがX23より若干長い。
LCDもLEDバックライトになっている。
T60(SXGA)との比較だと、T400sは縦が短いし解像度も足りないが、今後16:10の液晶から16:9に移行していく流れを思えば、16:10のうちに1台欲しい。

しかし今秋にはWindows 7が控えている。
このOSから、OSの主流が徐々に64ビットに移行していくのではないかという気がする。
それにEngadgetのリークによれば、来春にはCalpellaプラットホームへの移行があると思われる。
これは大きな変更で、CPU+ノースブリッジ+サウスブリッジから、CPU+サウスブリッジという構成になる。
ガワは同じだろうが、基板とかの中身は一新されるはず。

さしあたりWindows 7の登場を待ってみることにする。
そのときにはSSDとか、その他の選べる構成もはっきりしていることだろう。

2009/06/14

T.sonic MP320

TranscendのT.sonic MP320(8GB)を買った。
Amazonで4920円。
MP3プレイヤーとしての他に、USBメモリ、ICレコーダー、FMラジオとしても使える。
大きさはライター程度。
USBに挿すことで充電し、フル充電で15時間連続再生出来る。
英語の学習用に安いMP3プレイヤー兼USBメモリを探したところ、8GBで5000円以下というのは今の段階ではこれだけ。
再生可能なのはMP3とWMAだが、AACは使わないのでこれで十分。
それと曲の転送に専用ソフトが要らないのもいい。
MP320をPCにつなぐとFMIN.DIRとMICIN.DIRというディレクトリが見える。
FMとICレコーダーの録音された音声がそれぞれ当該のディレクトリに収められる。

EL液晶は青色とオレンジの2色。
基本の表示は全て青。
はっきりしていて見やすいが、屋外だとほとんど読めない。
注意事項として本体が湿気に弱いと書かれているが、これは有機ELの弱点だからだろう。
それとONしてから、立ち上がるまでに若干時間を要する。

デフォルトはEnglish表示になっていて、そのままだと曲名等の日本語は文字化けする。
もちろん設定を日本語に直すと、日本語表示可能になる。
起動後SETという項目から設定できるが、その辺のことはどこにも書いてない。
SETからは時刻調整、標準時も調整可能。
デフォルトはUT+8:00で台湾になっていて、スタートの時刻は2008年1月1日。

曲はMP320内にファイルをコピーするだけでいい。
ディレクトリ構造は少なくとも2段階は読んでくれた。
アーティスト名、アルバム名の構造でもOK。
全ての曲を順にソートして、内部でプレイリストを作っているものと思われる。
選曲の際にはアルバム名一覧やアーティスト名一覧から絞り込むことは出来ない。
1曲ずつ再生する曲が曲順に液晶に表示され、それを左右ボタンで合わせて再生する。
曲数が増えた場合、いちいち送るのは面倒そうだ。
またこのプレイリストはディレクトリ構造が反映され、曲順が数字でファイル名先頭についているような場合でも、アルバムごとの曲順になる。

2009/06/06

Exact Audio Copy

言わずと知れたリッピングソフトEACをThinkPad X23に導入することにした。
X23には光学ドライブがついていないので、そのままだと入れても使えないため、これまでは入れないでいた。
昔、外付けで使おうとしたこともあったが、外付けドライブを外した状態でEACを立ち上げようとすると、ブルースクリーンになるという問題もあった。
ちなみに今回はウルトラベースに挿した光学ドライブを使う。

適当な場所に最新版eac-0.99pb5.exeを落としてくる。
これを実行すればよいだけだが、先にエンコーダを用意しておいたほうがいい。
インストールの途中でエンコーダの場所を指定しろと言って来るためだ。
しかもLAMEが推奨されている。
LAMEは公式ではsourceのみ配っていて、コンパイルされた形では配布していない。
そこでここからバイナリを持ってきた。
LAMEは先に展開しておく。

インストーラを動かして進めていけばいいのだが、コンポーネントを選択する時だけ要注意。
EACというのはEAC本体、CDRDAOはCDへの書き込みプラグイン、FLACはロスレスのコーデック、AccurateRipはリッピングの正確さを確認するためのプラグインで、それぞれ役割があるのだが、eBayIconはeBayへのショートカットが作られるだけで不要のものだ。
インストーラにもEACには不要のコンポーネントだが、インストールすることで作者をサポートすることになると書かれている。
なのでそこのチェックだけ外す。
それと自分のメールアドレスを書き込むように促される。
これは書かなくてもインストール可能だが、空欄だとcddbが使えない。
正確なアドレスを書く必要はないので、hoge@ac.jpとかでOK。
cddbはデフォルトだと日本語のCDに対応しないので、適当に対応しているcddbに切り替える。
自分はここを使っている。
http://freedbtest.dyndns.org:80/~cddb/cddb.cgiと記入すればいい。
今回は日本語化しなかったが、インストール含めた日本語化については、このページに詳しい。

それとLAMEだが、7z形式をCygwinから解凍したところ、うまく動かなかった。
The external compressor returned an error!
というWarningが出てしまう。
これはCygwinから解凍すると、実行ファイルlame.exeに実行権限が付与されないためだ。

$ chmod a+x /cygdrive/c/lame/x86/lame.exe

とか打ってやればちゃんと動くようになる。

ちなみに使ってみたところ、EACの外付けブルースクリーン問題は解決されていた。
これでウルトラベースを接続していないときに立ち上げてしまっても、ブルースクリーンにならずに済む。