2009/01/28

FedoraでSMART情報を参照する

FedoraでHDDのSMARTの情報を見るには、rootになる必要がある。

# /usr/sbin/smartctl -a /dev/hda

などとすると、HDDのSMARTの情報を参照できる。
普通のユーザーでは/dev/hdaなどにアクセスできない。
ここに詳しく出ている。
これをモニターすることで、調子の悪いHDDの状態を知ることが出来る。

2009/01/19

ROOTファイルの扱い方

ROOTでは.root形式を扱うことが出来る。
この形式はバイナリで、ヒストグラム等を格納できる。
容量を稼ぐので、よく使われる。
このファイルを読む方法は2つある。

1つ目はGUIを立ち上げればいい。

root [n] TBrowser b;

とすると、ROOT Object Browserが立ち上がる。
これでrootファイルを選択する。

2つ目はコマンドラインから読み込む。

root [n] TFile f("hoge.root");

これでfという名前で読み込める。
hoge.rootの中身は

root [n] f.ls();

とすると見ることが出来る。
格納されているものはKEYとして表示される。
閉じるときは、

root [n] f.close();

とすればいい。

2009/01/10

ROOTのコンパイル

ROOTはバイナリとソースの2つで配布されている。
コンパイルされたバイナリを持ってくるだけで動くので、今までコンパイルしたことが無かった。
今回初めてコンパイルしてみたら、予想外のトラブルに悩まされた。

まず/home/chonan以下にソースを展開すると、root/というディレクトリが出来てくる。
そこに移動して、

$ ./configure --prefix=/home/chonan/root
$ make
$ make install

としてみたら、コンパイル自体ではエラーは発生しなかった。
そこで環境変数ROOTSYSを決めて、ROOTを起動しようとすると、エラーを吐いた。

rootx xpm error: XpmOpenFailed

というエラーが1行目に出て、

Error:cannot open file "iostream" (tmpfile):2:
*** Interpreter error recovered ***
Error:cannot open file "_string" (tmpfile):2:
*** Interpreter error recovered ***
Error:cannot open file "RtypesCint.h" (tmpfile):2:
*** Interpreter error recovered ***

というエラーが表示された。
一応、rootは起動しているのだが、正しく動いておらず、マクロ等も動かない。

これはconfigureのprefixの指定に問題があるからだ。
インストールする場所は、ソースを展開したroot以下であってはならないと決められているようだ。
違う場所を指定したら、きちんとインストールされた。
それとこのようにコンパイルしてインストールしたROOTの場合、LD_LIBRARY_PATHには$ROOTSYS/libではなく、$ROOTSYS/lib/rootを追加する。
この2つに注意すれば、問題なくインストールできる。

2009/01/08

ツライチUSB2.0

ツライチUSB2.0をAmazonで購入した。
送料込みで\2600。
これはUSB2.0ポート増設用カードで、PCカードスロットに差し込んで使う。
ただしツライチUSB2.0は、その名のとおり、カードスロットから飛び出す部分が全くないという点で、よくあるデバイスと一線を画する。
このため、スロットにイジェクト用レバーが無い場合、取り出せなくなってしまう。
Windows XPを搭載したThinkPad X23に装着したところ、差し込むだけであっさりと認識し、正常動作した。
X23はUSB1.1のみなので、大容量のデータ転送には時間がかかることが多く、USB2.0のカードが欲しかった。

使用してみた感想だが、USBの差し込みが非常に硬い。
ツライチのガワがそのままUSBの端子のメス側のガワになっているのだが、そこが削れてしまうのではないかというくらい硬い。
始めは差し込む向きを間違えているのかと思ったほどだ。
それと端子のガワが外側に向かって丸まっていないため、USBを差し込む位置を合わせるのは、目で見ながらやらないといけない。
手探りで適当に刺さるようなことは期待できない。

USBを気軽に刺したり抜いたりはしづらいが、高速での転送が必要なときだけ使うようにすれば、特に気にならない。
非常に自然な形でUSB2.0の端子を増設できたので満足。