2009/12/07

Intel SSDとファームウェア

Intel SSDの新ファームウェアが11/30に公開された。
このIntelのSSDの世代とそのファームウェアの情報をきちんと理解していないので、ここでまとめておく。

IntelのSSDには現時点では3種類あり、その1つ目が第1世代50nmプロセスのMLCのSSD。
X18-MというマイクロSATAを採用した、1.8"の規格のものと、X25-Mという通常のノートで多く採用されている2.5"の規格の2つがある。
容量は80GBと160GBの2種類。
速度はシーケンシャルReadが250MB/s以上、シーケンシャルWriteが70MB/s以上。
ケースはブラック。

2つ目は第1世代だがSLCのSSD。
プロセスはこちらも50nmだが、SLCという点が異なる。
またSATAの規格のみで製品名はX25-E、容量は32GBと64GB。
速度はシーケンシャルReadが250MB/s以上、シーケンシャルWriteが170MB/s以上。
ケースはこちらもブラック。

3つ目が第2世代の34nmプロセスを採用した、MLCのSSD。
こちらにもX18-MとX25-Mの2種類があり、容量もそれぞれ80GBと160GBの2つがある。
ケースは白と銀になっている。
速度はシーケンシャルReadが250MB/s以上、シーケンシャルWriteが80GBモデルで70MB/s以上、160GBモデルで100MB/s以上。
この第2世代は1.8"版が全く世に出ていないようで、Intel Communitiesでも話題になっている。

Release Noteによれば、これらの3種類のうち、11/30にアップデートされたファームが適用されるのは34nmプロセスの第2世代だけ。
第1世代のファームウェアはそれぞれ、-Mは2009/4/13の045C8820が、-Eは2009/8/25の045C8850が最新。
問題を起こしたり、起動できなくなったり、Trimコマンドが使えるようになったりするのも、全て第2世代のほうで、第1世代とは無関係だ。

ちなみに信頼性はMLCで、平均1,200,000時間、SLCだと平均2,000,000時間だそうだ。
信頼性の定義が気になるところだが、MLCの値でも100年以上になる。
これが1/10であったとしても、たぶん十分だろう。

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