全くの素人なのだが、MIAUのメーリングリストを読んだり、ITMediaの記事を読んだりして、情報を収集している。
最近、文化庁の委員会ではダウンロードの違法化を認める方向でまとまったようだ。
ソースはITMediaだとこちらとかこちら。
まだ直接は法制化にはつながらないが、大多数のユーザーがパブリックコメントで反対しているにもかかわらず違法化を認めるということになると、政府としても法制化しようとしているのだろう。
権利者団体の見方だというわけだ。
この辺の議論にはたくさん疑問があるのだが、一番疑問なのは、何で今のシステムを守らなくてはいけないのか、という点だ。
テレビ業界やら音楽産業やらが衰退することを懸念する声があるようだが、何で衰退してはいけないのか。
新しい技術が出てくると、それまでの技術が淘汰されるのは自然な流れだ。
液晶ディスプレイは今や完全にCRTを淘汰したと言っていいだろうが、それは液晶の技術の進歩によるものだ。
専門に作るメーカーは撤退を余儀なくされただろうが、これによる損失を国家が補填してはくれなかっただろう。
テレビ産業やら出版産業、音楽産業も同様であるべきだ。
新しい技術によって淘汰されるのなら、それは仕方が無いのだ。
既得権益を守ろうとするのはいいが、法律でやるのはいただけない。
国民全体から見て、それでプラスなのか。
BBCはネットでの配信を始めている。
Radioheadは自分たちのアルバムを、消費者が価格を決めるというスタイルでネットで配信した。
新しい技術によって、自分たちのあり方を模索する動きが出てきている。
そっちのほうが建設的だと思う。
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