Linuxサーバにソフトをインストールした。
ここでサーバと書いたのは、root権限を持たないPCという意味だ。
root権限が無いので、/usr/localとかは触ることが出来ない。
ROOTのインストールはバイナリを持ってきただけなので、ソースを落としてきてコンパイルしたわけでは無い。
今回インストールしたのは、cfitsioとCCfits、gqviewの3つ。
まずcfitsioのtarをここから落としてくる。
解凍してできたディレクトリに移動し、configureを実行する。
$ tar xzvf cfitsio3100.tar.gz
$ cd cfitsio
$./configure --prefix =/home/chonan/
これで自分のホームディレクトリ以下にインストールするためのMakefileが出来る。
後はmakeしてやればいい。
$ make
$ make install
こうすると、/home/chonan以下の/libにlibcfitsio.aが、/includeにdrvrsmem.h, fitsio.h, fitsio2.h, longnam.hが出来る。
次にCCfitsをここから落としてきて解凍し、そこに移動する。
$ tar xzvf CCfits-2.0.tar.gz
$ cd CCfits
$./configure --prefix =/home/chonan/ --with-cfitsio=/home/chonan/cfitsio
README.INSTALLに従って、cfitsioの場所を指定している。
しかしこのようにすると、
configure: error: C++ compiler cannot create executables
というエラーを吐いて止まってしまう。
config.logというのを見ると、CCという変数が指定されていないために、C++のコンパイラが無いというエラーが表示されている。
そこでconfigureの中に
CC=gcc
の1行を追加してやったら、今度はMakefileが出来た。
実はREADME.INSTALLの上の方に、CCを指定するようにという記述があったのだが、こいつを無視していた。
$ gmake
$ gmake DESTDIR=/home/chonan/CCfits install
ここでもインストールする場所を/home/chonan/CCfitsに指定している。
デフォルトでは/usr/localにインストールするようになっている。
それで良ければ、DESTDIR=の部分は要らない。
gqviewも上に同じ。
ここから落としてくる。
$ tar xzvf gqview-2.0.4.tar.gz
$ cd gqview-2.0.4
$./configure --prefix =/home/chonan/
$ make
$ make check
$ make install
$ make clean
これで/home/chonan/bin以下に、gqviewの実行ファイルが出来る。
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