2007/02/05

VMware Playerのインストール

いつも使っているFC5にVMware Playerをインストールした。
Windowsのソフトを使う必要が発生したものの、そのソフトが結構パワフルなスペックを要求したため、候補となるWindows機がなかったという理由による。
参考にしたのはここ

まずはVMwareのページから落としてくる。
ホストOSがFC5、ゲストOSがWindows2000であるから、当然Linux版だ。
rpmとtarがあるが、今回はrpmをチョイス。

落としてきたファイルのあるディレクトリに移動して、

# rpm -ivh VMware-player-1.0.3-34682.i386.rpm

で、rpm版をインストール。
次に設定を行うため、

# /usr/bin/vmware-config.pl

を実行。
ここでカーネルのソースがないとエラーを吐いた。
そこでrootになって、

# yum install kernel-devel

と打って、カーネルのソースを入れ、改めて設定を行った。

デフォルトだとカーネルのソースの場所は/usr/src/linux/includeになっているが、自分の環境では/usr/src/kernels/2.6.18-1.2257.fc5-i686/include/だった。
それと自分の所ではネットワークカードが2枚刺さっていて、それのどっちを使うかを選んだ。
あとは全てデフォルトのままEnter。
ネットワークもNATでデフォルト。
すると

Enjoy,

ーーthe VMware team

と出て終わり。

次にHDD上にWindows2000用のイメージを作る。
これにはQEMUというソフトを使う。
これ自体でVMware Playerと同じようなことが出来るのだが、うまくWindowsのインストールが進まなかったので諦めた。
QEMUはyumで持ってこれる。

# yum install qemu

でOKだ。
ちなみにQEMUをソースからコンパイルしようとすると、gcc32とかSDLが必要だとか言われるので面倒なことになる。

まずQEMUを利用して、Win2000用のイメージを作る。

# qemu-img create -f vmdk win2000.vmdk 8G

この8Gというのは8ギガという意味で、win2000.vmdkの容量を意味する。
次に設定ファイルのwin2000.vmxを書く。
ほとんどここのままなのだが、ネットワークはNAT。
またUSBを認識させるため、

usb.present = "true"
usb.generic.autoconnect = "true"

という行を追加した。

これで

# vmplayer

でVMware Playerを立ち上げ、win2000.vmxを選択する。
この段階ではOSとかは一切入っていないので、インストール。
Windows2000のインストールCDを持ってきて入れる。

この後、問題が発生。
Windows2000にはDHCPでIPを振っているが、ネットワークに繋がらなかった。
これを解決するためにDNSを設定したり、iptables.shを書いて動かしたりしてみた。
さらに/etc/sysctl.confのControls IP packet forwardingのところの

net.ipv.ip_forward = 0

を0から1に変更してみた。
これを

# sysctl -p

で読み込む。
結局、何が効いたのか分からないが、無事ネットワークを認識。
Windows Updateも全て終了し、USBメモリでファイルを移動させることも出来た。

が、このままでは解像度が640x480で固定で、かつ色も16色という縛りがある。
デバイスマネージャーで見ると、ディスプレイのドライバがちゃんと入っていないことが原因のようだ。
そこでここからVMware Serverを落としてくる。
これはVMware Toolsを追加インストールするためだ。
Download VMware Server (for Linux Systems)というところのバイナリのtarを落としてきて解凍すると、lib/isoimages/windows.isoというのがあるので、これをwin2000.vmxと同じフォルダに持ってくる。
そしてwin2000.vmxのCD-ROMドライブ以下のfileNameをauto-detectからwindows.isoに、deviceTypeをatapi-cdromからcdrom-imageに書き換えて、VMware Playerを立ち上げる。
インストールが終了して再起動すると、画面の解像度と色を改変できるようになる。
デバイスマネージャーを見るとVMware SVGA IIというのが入っている。
さらにいちいちホストOSとゲストOSでカーソルを切り替える操作をしなくてよくなったり、動作のもっさり感がなくなったりと、使い勝手が格段に向上する。

これで普通のWindowsとほぼ変わらない動作になる。
Sambaとかでファイル共有もしたいけど、それはまだ先のお話。

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