2006/11/22

CPUの話

FMVのメモリ増設のところで触れたCPUの換装の話だが、CPUの変換ゲタを使うと、もう少し上のCPUまで積めるようになるみたいだ。

Pentium-IIIには3つの種類がある。
コードネームで、Katmai、Coppermine、Tualatinの3つだ。
これら3つはコードネームの違いにとどまらず、製造プロセスから違う。
Katmaiは0.25μmプロセスで製造されていて、ソケットはSLOT 1だ。
Coppermineは0.18μmプロセスで製造されていて、ソケットはSLOT 1とSocket370という2つがある。
Tualatinは0.13μmプロセスで製造されていて、ソケットはSocket370のみだ。
これらは順に新しく、Katmaiでは600MHzまで、Coppermineは500MHz~1GHz、Tualatinは1GHz以上となっている。

もちろんソケットが違うと物理的な形状が異なることから、SLOT 1とSocket370の間に互換性は無い。
しかしそれだけではなく、TualatinとCoppermine&Katmaiの間にも互換性が無い。
これはコアの電圧が異なったりするためであるようだ。
搭載可能であるかどうかはマザーボード次第である。

冒頭の変換ゲタというのはCoppermineまでしか使えないマザーボードに、無理やりTualatinを載せるためのもので、現在は販売が終了している。
ただし店舗での在庫は確認できたので、まだ入手は可能だろう。
お値段5000円程度だ。
Tualatinの最高のクロックは1.4GHzで、こちらも中古品を入手可能だが、15000円以上もする。
ゲタと2つで20000円以上だ。
ちなみにPentium-4の2.0GHzは5000円程度である。
もう数がないということか。

換装はコストパフォーマンスが悪すぎることがわかる。
20000円もあれば、安い中古PCでももっと性能のよいものが買えてしまう。

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